フォスターミュージックより『プラサ・デ・エスパーニャ』(坂井貴祐 作曲)が出版されました。

フォスターミュージックより『プラサ・デ・エスパーニャ』(坂井貴祐 作曲)が出版されました。

アンサンブル(サクソフォーン4重奏) 販売譜

2021年9月16日、フォスターミュージックより、サクソフォーン4重奏『プラサ・デ・エスパーニャ』(坂井貴祐 作曲)が出版されました。

1929年に開催された万国博覧会「イベロ・アメリカ博覧会」の会場として造られたセビリアの「スペイン広場」。弧を描くように作られたムデハル様式の壮大な建物と回廊、スペイン各県の紋章や歴史的な出来事を描いたタイル画、敷地内にぐるりと張り巡らされた水路とそこに架かるアーチ状の橋など、数々の美しい光景が広がるこの場所では、水路でのんびり舟を漕いだり、周囲をゆったり散策したり、人々が思い思いの時間を過ごしています。その中にはもちろん、ベンチに座ってギターを弾く男性や、フラメンコを楽しむ人々の姿も……。
それらの光景にインスピレーションを受けて作ったのが本作『プラサ・デ・エスパーニャ(Plaza de Espana)』です。

全体的にはフラメンコ(中でもブレリアス)からアイデアを得た部分が大きい作品で、主要部分はテンポ180、3/4拍子(または3/4+2/4拍子)で進みます。曲の要所要所ではアルトサックスやソプラノサックスによるカデンツァ風のソロも挿入されており、それも聴きどころのひとつとなっています。

「ペンタグラム」(2007年)、「アリオーソとトッカータ」(2012年) に続く、ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテットからの委嘱作品第3弾として2021年3月に作曲。2021年6月16日、委嘱団体により東京文化会館小ホールにて初演されました。

(スコアに載せたコメントより)

編成について

編成は以下の通りです。

Soprano Saxophone
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone

YouTubeで試聴

ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテットによる演奏(初演)がフルサイズで公開されています。

詳細・購入はこちら(フォスターミュージック)